巖鬼山(がんきさん)神社の大杉 | フローリング総合研究所
Other Articles
2023.04.14

巖鬼山(がんきさん)神社の大杉

巌鬼山神社は、青森県の最高峰である岩木山から北へ10kmほど行ったところにひっそりと鎮座している。境内には見事な杉林が広がっており、なかでも突出しているのが2本並び立つ「大杉」である。いずれも樹高は40mを超えており、荘厳な姿で佇んでいた。
国内の巨樹を樹種別に見ると、スギが最も多く全体の約23%を占める。我々日本人にとっては馴染み深い樹木だが、これほど厳さを感じさせるものは珍しい。1,000年あまりも厳しい風雪に耐えてきたことが、こうした樹相を形作るのであろうか。本州北端での貴重な出会いであった。

 

指定:県指定天然記念物
所在地:青森県弘前市十腰内猿沢78-7 巖鬼山神社境内
樹種:スギ
樹齢:推定1,000年
樹高:約41m
幹周:9.7m、8.5m
撮影:2006年
ABOUT THIS PAGE

このWebサイトではフローリングの⽊材や作り方のこと、歴史や文化のことなど、様々なアプローチから私たちの日々の研究の成果をお伝えします。