玉置(たまき)神社の夫婦杉 | フローリング総合研究所
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2021.10.08

玉置(たまき)神社の夫婦杉

玉置神社の巨杉群のなかから、最後に「玉置神社の夫婦杉」を紹介したい。巨杉群のある境内はごく狭い平地であるため、神代杉とは至近距離で向き合っている。
「夫婦杉」や「夫婦松」と呼ばれる樹木は全国各地にあり、吉寿の象徴として、あるいは縁結びに効験があるとして尊ばれている。そのなかには1本立ちの木が2本並んで生えているタイプと、1本の木の主幹が途中で2つに分岐しているタイプがあり、玉置神社の夫婦杉は後者である。巨大な根幹から2本の幹がそれぞれ垂直に伸びており、まさしく夫婦が寄り添う姿に見えた。

指定:県指定天然記念物(杉の巨木群)
所在地:奈良県吉野郡十津川村玉置川1 玉置神社境内
樹種:スギ
樹齢:推定1,000年以上
樹高:25m
幹周:8.5m
撮影:2010年
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